市長へのメール(令和6年7月13日受付)

公開日 2025年04月01日

AIを活用した先進的なまちづくりについて

 AIを活用した先進的なまちづくりについて、以下の提案をさせていただきます。

 AIを活用した「スマート吉野川市」構想

 吉野川市の課題解決と持続可能な発展を目指し、AIを中心としたデジタル技術を活用した「スマート吉野川市」構想を提案いたします。

1. センサーレスでのまちの可視化・分析
 NTT西日本が開発した「みんなのまちAI」のような技術を活用し、高コストなセンサー設置なしで吉野川市の人流や施設利用状況を可視化・分析することを提案します。これにより、以下のような効果が期待できます。

観光客の動向把握と効果的な観光プロモーション
公共施設の最適配置や運営改善
商業施設の需要予測と誘致戦略立案

2. 市民参加型のまちづくりプラットフォーム
 「みんなのスマートシティ」アプリのような市民参加型プラットフォームを導入し、市民の積極的な参加を促進します。

具体的には:
市民からのアイデア募集や投票システム
地域イベントの企画・参加促進
市民によるまちの課題報告と解決策の提案

これにより、市民の声を直接まちづくりに反映させ、愛着と誇りを持てるまちを実現します。

3. AI活用による行政サービスの効率化
 シンガポールの事例を参考に、行政サービスのデジタル化とAI活用を進めます。

行政手続きのオンライン化と24時間対応のAIチャットボット導入
AIによる文書処理自動化で職員の業務効率化
データ分析に基づく政策立案支援システムの構築

4. スマート農業の推進
 吉野川市の主要産業である農業にAIを活用し、生産性向上と担い手不足解消を目指します。

ドローンとAI画像解析による作物の生育状況モニタリング
気象データとAI予測による最適な栽培管理支援
自動運転農機の導入支援

5. 環境モニタリングと防災システムの構築
 IoTセンサーとAIを活用した環境モニタリングシステムを構築し、市民の安全と環境保護を強化します。

河川水位や気象データのリアルタイムモニタリングと災害予測
AIによる避難勧告の最適化
大気質モニタリングと健康影響予測

実現に向けて
 これらの施策を実現するためには、以下の点に注力する必要があります。
産学官連携: 地元企業、大学、研究機関との協力体制構築
人材育成: AI・データサイエンス人材の育成と確保
データ基盤整備: オープンデータ化の推進とデータ利活用ポリシーの策定
市民理解: AIリテラシー向上のための教育プログラム実施

 AIを活用したまちづくりは、吉野川市の持続可能な発展と市民生活の質の向上に大きく貢献すると確信しております。本提案をもとに、具体的な実施計画の策定を進めていければ幸いです。

 

回答

 本市が抱える諸課題について、AIを中心としたデジタル技術を活用し解決を図っていくことは、未来の吉野川市の発展と市民の皆様の生活満足度の向上のため、たいへん重要であると認識しております。

 本市では、今年度、国や県、デジタル専門家(デジタル業者・コンサルタント事業者等)の支援を受けながら、デジタル化することで市民サービスの向上に繋がる行政サービスの具体化を目指し、鋭意取り組んでいるところです。

 ただ、取組を進める中で、本市の現状(財政面、人材面、セキュリティ面等の課題)等、考慮すべき点も明らかになってくると予想されますので、それらをふまえつつ、専門家とも十分に協議し、行政サービスのデジタル化の実現可能性を慎重に検討していきたいと考えております。

 最後になりますが、改めて、貴重なご提案をいただき、誠にありがとうございます。引き続き、デジタル化を視野に入れたより良いまちづくりに向けて精力的に取り組んで参ります。

 

担当部署
デジタル推進課
電 話 0883-22-2234

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お問い合わせ

総務部 市長公室
TEL:0883-22-2203
FAX:0883-22-2244
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