こどもへの『心理的虐待』について

公開日 2025年04月01日

こどもの前での保護者同士のケンカ、それってこどもへの虐待です!

保護者同士のケンカ(面前DV)はこどもへの『心理的虐待』にあたります

 面前DV(ドメスティックバイオレンス)とは、どちらかの親や保護者がこどもの前で、暴力をふるったり、暴言を吐いたりする行為のことです。

 面前DVは、こどもに心理的外傷を与えることから、児童虐待防止においてこどもへの『心理的虐待』として取り扱われています。

 こどもへの『心理的虐待』は児童虐待の大部分を占め、年々増加しています。

面前DVがあたえるこどもへの影響

 こどもが直接怒鳴られたり、叩かれたりしていなくても、保護者間の暴言や暴力を見聞きして育つこどもはストレスにより脳に大きなダメージを受けてしまいます。こどもは自分のせいでケンカをしていると不安に思ったり、自分は何もできないという無力感や罪悪感を抱くようになります。

《こどもの脳・心身の発達への影響》

 ・発育や発達が遅い  ・親をこわがる  

 ・自信がなくなる  ・体調を崩しやすい

 ・夜眠れなくなる  ・落ち着きがない  

 ・感情のコントロールができなくなる

 ・不登校  ・良好な人間関係が築けなくなる

 大人はストレスを趣味などいろいろな方法で解消することができますが、こどものストレス解消方法は限られており、ため込みやすいことを知ってください。

面前DVをしないために

 お互い冷静になり、こどものいない場所や時間帯でゆっくり話し合ってみましょう。こどもが別の部屋にいたり、寝ているようでも伝わることがあります。

どんな小さなことでも相談してください。

 少しでも困ったことがあれば、こども家庭センターにご相談ください。

 相談することで、保護者が楽になったり、さまざまな子育て支援サービスや生活改善につながるかもしれません。家庭だけで悩まず、ぜひ相談を!

お問い合わせ

健康福祉部 こども未来局 こども家庭センター
TEL:0883-22-2267
FAX:0883-22-2245
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