公開日 2017年11月10日
住宅地等における農薬使用について
農薬は、植物の病気や害虫の防除、除草などにおいて有効な資材ですが、飛散すると人の健康に影響を及ぼすことが懸念されています。(特に化学物質過敏症の方や子供・妊婦の方など化学物質に対する感受性高い人)
やむを得ず農薬を使用するときは散布者(あるいは散布を依頼した者)は、事前に(特に)周辺住民の方、近くに学校・病院保育所がある場合は、散布目的、散布者名(連絡先)、日時、農薬の種類などを知らせておきましょう。
なるべく、農薬を使用しない方法(草取りやブラシによるはぎ取りなど)も考えましょう。
除草剤の散布について
道路や駐車場等に使用を限られた非農耕地用として販売されている除草剤は、農作物には使用できません。
除草剤の使用については、だれでも通行できる場所、ペットなどが散歩する場所での除草剤散布は,次のことに注意しましょう。状況に合わせ安全適正に使用しましょう。「使用上の注意」を必ず確認してから散布しましょう。
農薬の使用まえに確認しておくべきこと
- 農林水産省への農薬登録がされている農薬または、特定農薬である事を確認しましょう。
(農林水産省登録第○○○号の表示確認) - 適用作物、総使用回数、使用量又は希釈倍数、使用時期を確認しましょう。
- 農薬使用状況を把握・確認するため、使用記録をつけましょう。
散布時の対策
- 飛散しにくい剤型(粒剤等)の農薬を選びましたか?
- 風のないときや弱いとき風向きなどに気をつけていますか?
- 病害虫の発生状況に応じて農薬を選び、農薬使用は必要最小限にしていますか?
散布時の服装及び残った農薬について
- 農薬調整・散布時には、防除衣、肌が露出しない服装、マスク、手袋、メガネを着用しましょう。
- 散布後は手・足・顔だけでなく体全体も石鹸でよく洗い流すとともに、眼も水で洗い流してください。
- 使用した衣服は、他の衣服と区別して、洗濯しましょう。
- 使用後の空容器は必ず3回以上洗いましょう。
- 農薬が残ってしまっても、用水・河川などには流さないようにしてください。
農薬の管理について
- 使い残した農薬は、畑やハウスなどに安易に放置せず必ず持ち帰り、鍵のかかる所に保管しましょう。
- 農薬の紛失・盗難に気づいた場合、直ちに警察に連絡しましょう。