公開日 2018年06月27日
ブロック塀の安全確認を行いましょう!!
過去の震災では、多数のブロック塀が倒壊し、大きな被害や事故が起きています。
倒壊したブロック塀が道路を塞いでしまうことで、避難に支障が生じたり、消防活動・救助活動の妨げにもなります。
近い将来の発生が予想される『南海トラフ巨大地震』や『直下型地震』に備え早急な対応が求められています。
ブロック塀のような私的財産は、所有者の責任において管理することが基本です。所有者が管理責任を果たさず、他人に損害を与えたときは、自然災害による事故であっても賠償責任が生じる場合があります。
ご自宅のブロック塀の安全を確認し、日頃から防災に対する意識を高め、災害に備えることが大切です。
○ ブロック塀の構造基準について
ブロック塀の構造は、建築基準法施行令第62条の8にて定められています。
□ ブロック塀の現行基準
(1) 塀の高さは2.2メートル以下とし、壁の厚さは15センチメートル以上(高さ2メートル以下の塀に関しては、10センチメートル以上)とすること。
(2) 壁頂及び基礎には横に、壁の端部及び隅角部には縦に、直径9ミリメートル以上の鉄筋を配置すること。
(3) 壁内には、直径9ミリメートル以上の鉄筋を80センチメートル以下の間隔で配置すること。
(4) 鉄筋の末端は、かぎ状に折り曲げて、縦筋は塀の壁頂及び基礎の横筋に、横筋はこれらの縦筋に、それぞれかぎ掛けして定着すること。
(5) 長さ3.4メートル以内ごとに、直径9ミリメートル以上の鉄筋を配置した控壁で、基礎の部分において壁面から高さの1/5以上突出したものを設けること。
(6) 基礎の丈は35センチメートル以上とし、根入れの深さは30センチメートル以上とすること。
(7) 塀の高さが1.2メートル以下の場合、(5)及び(6)の基準は適用されない。
ブロック塀の構造基準については、下記の・『あんしんなブロック塀をめざして』(発行元:社団法人 全国建築コンクリートブロック工業会、全国コンクリートブロック工業組合連合会)・『ブロック塀を点検しよう!』(発行元:四国すまいづくり推進会議)にて詳しく紹介されています。こちらを参考にして、ご自宅のブロック塀の点検を行うことができます。
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