橋と島のある風景

公開日 2015年11月09日

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藍より青し吉野川

「藍より青し吉野川」とうたわれた、四国三郎「吉野川」。
四国のいのちとして愛媛県の瓶ヶ森に源を発し全長194km日本でも有数の大河です。
市内の吉野川には各時代を象徴した橋が架かりその風景は橋の博物館ともいえます。
岩津 瀬詰 阿波麻植
全国でも珍しいデザインの片つり斜張橋で高さ55mの巨大な塔から張られた片側6本のケーブルで支えられています。岩津橋の塔は遠くからでも目をひき、夜には橋のたもとからライトアップされ、とても幻想的な雰囲気のある橋です。
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型式:片つり斜張橋
橋長:175m 幅員10.25m
完成:1993年(平成5)年9月
「瀬詰渡し」から1955(昭和30)年木橋が完成しましたが、増水により幾たびか流されたり通行不能が多く、人々待望の永久橋が現在の瀬詰橋です。橋の北詰めからの阿波富士こと高越山の眺めは誠にすばらしいものがあります。
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型式:床板橋(形箱桁橋)
橋長:589.4m 幅員7.8m
完成:1966(昭和41)年
吉野川では「吉野川大橋」、「しらさぎ大橋」に次いで3番目に長い橋で、日本一の川中島「善入寺島」をまたぐ濃いブルー色のひときわ目立つキリッとし精悍で鉄道の鉄橋を思わせる姿の美しい橋です。

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型式:トラス橋
橋長:1084m 幅員8m
完成:1979(昭和54)年

学島 川島 阿波中央
潜水橋で、お隣り高知では沈下橋と呼ばれ四万十川に多く見られる橋です。建設費用を安くするため、普段水の流れている部分だけに橋を架け、そこまでは河川敷を走る。増水時には水が上を流れ橋が沈んでしまうことからこの名前がつきました。現在は善入寺島へ行く橋です。
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型式:潜水橋
橋長:312m 幅員3m
完成:1955(昭和30)年3月)年9月
渡し船や度々流失する木橋に代わって登場したコンクリート製の潜水橋です。四国霊場10番札所切幡寺から11番藤井寺への歩き遍路道となっており、春は菜の花が咲き堤防に上がってからの眺めも格別で、吉野川の風景によくとけ込んだ潜水橋です。

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型式:潜水橋
橋長:285.2m 幅員3m
完成:1963(昭和38)年8月
戦後初めて架かった長大橋。完成当時は日本最長で吉野川では4番目の永久橋、美しいトラス橋の南北出入り口には、円柱に人が座っているように見える親柱(欄干の端にある太い柱)がそれぞれ一対あります。世界的な彫刻家の故イサム・ノグチ氏の平和を願っての作品といわれています。

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型式:トラス橋
橋長:820.8m 幅員12.5m
(車道6m、歩道2mx2)
完成:1953(昭和28)年4月

柿原 西条 善入
第十堰に次ぐ大堰で、農業用水の他、夏場は清流に泳く鮎を釣るカンドリ舟で大変にぎわいます。柿原堰の上流と下流では水面の高さが5メートルもちがい、堰にはたくさんの烏(サギ類)がいて、鮎などの魚をねらっています。この場所は、大自然を満喫できるベストポイントです。
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型式:固定堰
堰長:439間(約790m)
幅員52尺(約16m)
完成:1919(大正8)年
1906(明治39)年より工事着手
吉野川に架かる橋としては10番目の長さ、潜水橋での転落事故の防止や上流の阿波中央線、下流の六条大橋での交通渋滞の緩和を目的に作られ、吉野川市では一番新しい橋です。橋脚が少なく常に流れのある部分は柔らかな 曲線のアーチ橋とするなど景観にも配慮されています。
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型式:アーチ橋(ローゼ桁)
橋長:734m 幅員14m
完成:2004(平成16)年3月
日本で最大の、川の中の無人島。「四国三郎」吉野川の中流域に浮ぶ島粟島(善入寺島)は、吉野川と善入寺川(古くは粟島川)との中にできた川中島です。この島には吉野川改修工事が行なわれる大正初期1916年まで506戸3000人の人々が住んでいました。

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