公開日 2015年10月28日
四国で唯一の菊人形・菊花展は、 毎年10月下旬~11月下旬頃
市役所前イベント広場で開催しております。
鴨島大菊人形の歴史は古く、1925年(大正14年)筒井製糸が町民の娯楽の為に開催したのが始まりです。それが大変好評で、1927年(昭和2年)には今の日本フネン市民プラザの東側に「菊遊座」ができ、菊人形展が盛大に行われるようになりました。また、菊の愛好家達で作る「菊友会」もでき、皆菊作りに腕を競い合い、昭和3年には天皇陛下に菊花を献上するまでになったのです。
その後、菊人形展は戦時中、一時中断したものの1949年(昭和24年)には「有楽座」という菊人形館が誕生し、当時は娯楽が少なかったので、「有楽座」は町外からも臨時列車が出るほどの大盛況ぶりだったのです。しかし、1960年(昭和35年)火事で全焼し、すぐ復興はするものの今度は手を広げすぎ経営難になり休業。その後、吉野川遊園地で開催されるようになったのですが、1968年(昭和43年)にはひっそりと幕を閉じました。
しばらくブランクがあった菊人形ですが、1977年(昭和52年)、鴨島駅前で鴨島町観光協会が主催となり復活。1996年(平成8年)からは吉野川市役所イベント広場に舞台を移し現在に至っています。
期間中にはNHK大河ドラマなどの主人公をテーマをしたものや、見事な菊の花が展示されます。
過去作品紹介 | ||
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主催:鴨島菊人形実行委員会(吉野川商工会議所内) 0883-24-2274
共催:吉野川市商工観光課 0883-22-2226